日本が世界に誇るアパレルブランド、COMME des GARÇONSのデザイナーと知られ、ミステリアスな存在でありながら最高経営責任者として50年もの間続けてきた「川久保玲」の生き方が滲む名言をまとめました。
ファッションとは あなたが自分自身に取り付けた何かであり
そしてファッションが生まれた意味との対話を通じて あなたが身につけた何かです
着ることなしにファッションは意味を持ちません
コムデギャルソンの服はいろいろありますけれども やや普通ではないと思います
それを堂々と 何も気にせず着るということ自体が 自由であると思います
そういう意味で 着た人はすでに自分自由になっているのだと思います
その服を選んだ時点で もうすでにその方は自由なのです
創造は物事を前進させる
新しいものがなければ社会の進歩はない
洋服を作るのはその考え方の一部からです
どうにもならない不平等の中でも 自分は自分だって頑張って生きていかなきゃならない辛さがある
不条理って言ったら言い過ぎかしらね
子供の頃からずっとそういうものに怒りを感じてきました
その気持ちを今後も持ち続けたい
本人の中身が新しければ 着ているものも新しく見える
ファッションとは それを着ている人の中身も含めたものなのです
すぐ着られる簡単な服で 満足している人が増えています
他の人と同じ服を着て そのことに何の疑問も抱かない
服装のことだけではありません
最近の人は強いもの 格好いいもの 新しいものはなくても 今をなんとなく過ごせればいいと
情熱や興奮 怒り 現状を打ち破ろうという意欲が弱まってきている
そんな風潮に危惧を感じます
私は観る人の価値観を問うコレクションを創りたいと思います
話さなくても洋服を見れば私のことが分かります
言いたいことは全部 洋服の中にあるのです
トップモードの服でなくても
Tシャツ姿でも
この人は何か持っているな
という雰囲気を醸し出しています
よかったですね きれいだったですねと全員から評価を受けたとしますね
それはもう不安です
そんなにわかりやすいものを作ったのかと
自己嫌悪に陥ってしまう
ファッションはたった今 この瞬間だけのものでそれを今着たいと思うから ファッションなのです
はかないもの 泡のようなもの
そんな刹那的なものだからこそ
今 とても大切なことを伝えることができるのです
ものを作る時に どういう評価を受けたいとか
何か自分のメッセージを伝えたいとかいう目的はないんです
その時にかっこいい 綺麗だと思うことを形にするというのがスタートです
デザインすることがデザインとは限りません
これをやったら安全でしょう リスクが無いでしょう
ということがコムデギャルソンにとってはリスクです
いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる
いい物は高いという価値観も残ってほしいのです
かっこいいと思う服がなかった
前にあったようなものを再現するのではなく
もう少し新しいことを表現したかった
自分の表現したいことの方法を探して
スタッフと一緒に作りました
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